Libreを使い始めて その1
お久しぶりです。
数か月ぶりの更新です。
夏真っ盛りです。
各地ではサマーキャンプが開催されていることでしょう!
私もこの夏始めて地元のサマキャンを見学させていただきました。
先輩キャンパーが新人キャンパーの面倒を見ている姿がとても印象的でした。キャンパーはみんな逞しかった!自然よありがとう!
普通じゃ体験できない、1型糖尿病だからこそ体験できる、そんな環境だと思います。
さてさて、夏に合わせて、私は話題の Abbott Free Style Libreを手に入れてみました。
Type 1の皆さんならどこかで聞いたことはあるかと思います。CGMならぬFGM。メドトロニックのCGMとは何が違うの?というと何と言っても補正が要らないという点じゃないでしょうか。
ではではLibreを紹介していきます〜
そもそもLibreって何?
公式ページ
http://www.carbofree.jp/smbg/freestyle-libre/
個人輸入した方のレビュー
使い方説明動画
簡単に言うと Libreは、
1. 腕につけたセンサーが2週間の間、
2. 間質液糖質量を記録して、
3. 知りたい時にNFC(SuicaとかPasmoみたいな技術)でその都度読み取る。
という機器です。
既存のリアルタイムCGM(620G Enlite)は、
1. 6日間持つセンサーにトランスミッターをつけて、
2. トランスミッターが5分ごとにポンプにデータを送って、
3. いつでも間質液糖質量を知ることができた
という感じ。
じゃあ、620G Enliteとはどう違うのというと、
1. センサー寿命が延びた:6日→14日
2. リアルタイムではない:NFCによる通信でその都度データを読み取る
3. SMBGによる補正が不要(*必ずしもSMBGの完全な代替にはなりません)
620G Enlite・Libreともにいいところ、イマイチなところはあります。
なぜ、私はLibreを使いたかったのか
620GとEnliteシステム(SAP)を使ってみて、血糖値は点で知るのではなく、線で知らなければならない!と強く感じるようになりました。
測った時の血糖値が下がり調子なのか、上がり調子なのか、それとも横ばいなのか、ということはSMBGだけではどうしても知ることができないのです。
しかし、線で知るためにSAPを使い続けるのは、大変な労力を要します。
なぜなら、現状のSAPは、以下の欠点があるからです。
SAPの欠点
1. センサー寿命は公称で6日。しかし、4-5日使えればいいところ
2. 使い始めや、再接続時に、最長2時間のウォームアップが必須
3. 初回6時間後、最長12時間毎のSMBGによる補正が必須
センサーの寿命については12-18日(2-3回使い回す)まで使えるよ!という報告もあるようですが、私自身の経験では、ベストなデータが取れるのは4-5日間がいいところで、それ以降はガタガタになってしまいますし、補正のタイミングも短くなってしまう印象です。
仕事をされている方など、決まった時間に補正できない方も多いのではないでしょうか。いちいち要求されるのが、たまらなくうっとおしかったりします。
Libreの位置付け
LibreはFGM(Flash glucose monitoring)と公称されているように、リアルタイムな持続測定ではなく、読み取りたい時に、その時点までの血糖変動データを吸い出すという方式です。
技術はCGMと同じですが、考え方としてSMBGの延長にあるように思います。
今までのSMBGでは点でしか分からなかった情報を、測定した時点までの変動として知ることができるツールなのです。
Libreを買った決定打
1. SMBGする時の手間 → 端末を腕のセンサーに近づけるだけ
2. SMBGでは点でしかわからない → 測定時までの変動がわかる
3. リアルタイムCGMは準備が煩雑 → センサーを腕につけるだけ!
とりあえず本日はここまで。
後日、レビューを更新します